台湾のメモリメーカー、南亞科技(2408)は、25日に三段階の私募案件を発表し、世界的なメモリおよび半導体サプライチェーンの重要戦略投資家を正式に招き入れました。これには、キオクシア(Kioxia)、SanDisk、そしてSKハイニックスが完全子会社のSolidigmを通じて参加し、Ciscoも含まれ、総額は787億台湾ドルに上ります。
南亞科の787億台湾ドルの私募に、キオクシア、SanDisk、SKハイニックスが参入
今回の私募は三つの案件に分かれて行われ、合計約3億5100万株を発行し、価格はすべて1株あたり新台湾ドル223.9元で、参考価格の263.3元より約85%の割引となっています。引き受け手の中で、SanDiskは子会社を通じて約1億3900万株を引き受け、キオクシアは7000万株を、SolidigmとCiscoはそれぞれ約7140万株と7150万株を引き受けました。産業構造の観点から見ると、キオクシアとSanDiskは長期的にパートナー関係にあり、今回も共同でDRAMメーカーの南亞科に出資しています。
米日韓のメモリ大手と台塑グループの株式構造
一方、今回の外資の出資は、台塑グループの既存のクロスホールディング体制と構造的な相互作用を生み出します。南亞科は現在も南亞が約29%の株式を保有し、最大株主となっています。また、台湾化学繊維や台塑などの関係企業と共同で株式を保有し、安定した支配構造を形成しています。同時に、台塑、南亞、台化、台塑石化の間には長期的なクロスホールディングが存在し、台湾では稀な大規模企業グループの「株式ネットワーク」を構築しています。
このクロスホールディングの仕組みにより、南亞科は外部資本を導入しながらも、グループの支配権を維持し続けることができ、戦略的協力とガバナンスの安定も両立しています。
この記事は、「南亞科(2408)の私募787億!米日韓のメモリメーカーの出資背景に隠された台塑のクロスホールディングに注目」として、鏈新聞 ABMediaに最初に掲載されました。