ロンドンでまた新たな動きが出ました。英国金融規制当局FCAは最近、国内企業のClearTokenに正式にデジタル資産決済プラットフォーム「CT Settle」の運用を許可しました。

この仕組みの最大の特徴は？貨幣と証券の決済（DvP）メカニズムを採用している点です。要するに、あなたのコインと資金が同時に到着し、「先に資金を送ってからコインを発行」するような恥ずかしい状況は避けられるということです。プラットフォームは、機関投資家が暗号通貨、ステーブルコイン、従来の法定通貨を使って決済できるワンストップソリューションを提供します。

機関投資家にとってこれは何を意味するのでしょうか？決済リスクが大幅に低減され、資金を長時間帳簿に置いて確認待ちする必要がなくなり、資本効率が向上します。従来の国際送金は数日かかることもありますが、このシステムでは取引双方が同時に決済できるため、時間コストと信頼コストの両方を節約できます。

FCAのこの承認は、要するに規制に準拠したデジタル資産取引の道を開いたと言えます。機関投資家が参入したい場合、規制ライセンスと信頼できるインフラが不可欠ですが、ClearTokenは今回、入場券を手に入れた形です。