ETH4時間足チャートのテクニカルレビュー：売られ過ぎからの反発か、それとも誘い込みの罠か？

【暗号通貨界】ETHの4時間足を観察したところ、最近の動きはかなりもつれています。11日未明から現在まで、価格は高値3627.47から3259.97まで下落し、大陰線が出たときの出来高はかなり盛り上がっていましたが、その後の反発では出来高が縮小し、典型的な量価背離の状態です。

テクニカル面から見るといくつかのシグナルがあります。MACDのヒストグラムはまだゼロラインの下にありますが、負の値が徐々に縮小しており、売り圧力が衰えてきていることを示しています。KDJはさらに顕著で、16の売られ過ぎゾーンに突入しています。この極端な位置は短期的に反発の可能性を示唆します。ただし、移動平均線は依然として弱気の並びで、10日線が30日線の下に位置しており、トレンドは完全には反転していません。

もし勝負をかけるなら、次のポイントに注目します。まず、3357付近は第一のサポートラインであり、潜在的な買い場です。積極的には、3259.97の割れを狙ってロングを仕掛けても良いでしょう。その場合のストップロスは3243.67に設定します。上方には3627-3674の密集取引エリアがあり、これを突破して安定すれば上昇余地が開けますが、現状の出来高では上昇は一時的なものにとどまり、再び下落に向かう可能性もあります。

総合判断としては、短期的には過剰売り状態からの修復局面にありますが、中期的なトレンドは不透明です。追いかけて買うよりも、波動を見ながらの取引が適しているでしょう。