SEC新フレームワーク＋先駆者の参入、暗号市場は反発するも依然として緊張感

【Bitpush】加密市場はここ2日間反発しているものの、業界内の人は皆わかっている――雰囲気は依然としてピリピリしている。

ビットコインが前に急落した時、ちょうど週末で流動性が枯渇し、さらに伝統的な市場の不安感まで伝染してきて、価格はまるでジェットコースターのようだった。今は皆、企業のバランスシートの問題を思案している。たとえばStrategyのETFが大暴落し、MSCI側の方法論の審査もまだ宙ぶらりんで、こうした厄介ごとがリスク選好をガッチリ押さえ込んでいる。

火曜日の上昇には少し新しい話があった。SECの新議長Paul Atkinsがデジタル資産企業向けのイノベーション免除フレームワークを作ると発言し、数か月間くすぶっていた規制の方向性がやっと少し示された形だ。さらにサプライズだったのはバンガードが突然、プラットフォームで暗号ETFやファンドの取引を可能にすると発表したこと。資金流出が長引く中、このニュースは確かに士気を高めた。

とはいえ冷静に見れば、今回の反発は行き過ぎた下落の後の一息に過ぎず、トレンド転換とは言い難い。市場の厚みはまだ薄く、多くの主要通貨はやっと数週間ぶりの安値から回復したばかり。これから本当の試練は、デリバティブの清算が済んだ後、現物の買いがこの規模をしっかり支えられるかどうかだ。