昨夜の米国株式市場の引け後、テスラが4%も急騰しました。こうした大きな動きの裏には、必ず重大なニュースが隠れているものです。海外市場の動向にはA株も常に敏感に反応してきたので、今回もテスラ関連銘柄のチェーンがざわつく可能性が高いでしょう。

産業チェーンの有力銘柄については、お馴染みの顔ぶれをいくつか挙げてみます。拓普グループ（601689）は軽量化シャーシで有名で、最近はロボット分野にも進出しています。三花智控（002050）は熱管理システムのコア技術を握り、ロボットアクチュエータにも関わっています。旭升グループ（603305）はアルミ合金ダイカスト部品を長年供給しており、ロボット事業も広げています。

均勝電子（600699）はインテリジェントキャビンと安全システムに特化し、浙江栄泰（603119）は熱暴走防護のようなコア部品を手掛けつつ、ロボット産業にも注力しています。華域汽車（600741）はビジュアルレーダーモジュールを供給し、東山精密（002384）は構造部品を提供——この産業チェーンには、それぞれ得意分野を持つプレーヤーが揃っています。

海外の上昇トレンドが波及すれば、これらの銘柄にもチャンスがあるかもしれません。相場の動きを見極めるには、オープン直後の動向に注目する必要があります。