CNBCは、Kalshiの予測市場データを自社のテレビ、デジタル、およびサブスクリプションプラットフォームに全面統合することを発表しました。

12月5日、CNBCは予測市場運営会社Kalshiと複数年にわたる提携契約を締結し、テレビ、デジタル、サブスクリプションプラットフォームにリアルタイム予測データを全面統合することになりました。木曜日に発表されたこの提携によると、2026年からKalshiのイベント確率データがCNBCの番組内容に組み込まれ、『Squawk Box』や『Fast Money』などの番組で専用ティッカーを使って予測動向がリアルタイムで表示されます。また、Kalshiのプラットフォーム上にCNBCブランドの特設セクションが設けられ、CNBCが厳選した予測市場が紹介されます。KalshiのCEOタレク・マンスール氏はこの統合について「金融報道の次の進化段階」であり、「現在起きているデータの提示から、未来のトレンドのリアルタイム予測へと移行するものだ」と述べています。CNBCの社長KCサリバン氏も、予測市場は重要なイベントを理解するための有力なツールになっており、Kalshiのデータは同ネットワークの報道に「大きな付加価値をもたらす」と語りました。この契約締結の直前、KalshiはCNNともデータ統合の新たな提携を発表しており、同社の予測市場がCNNのライブ分析やニュース編集室の報道にも組み込まれる予定です。