ニューヨークを拠点とする人工知能作業スペースのスタートアップ、Meridianは、1700万ドルのシードラウンド資金調達を完了したと発表しました。リードインベスターはAndreessen HorowitzとThe General Partnershipで、QED InvestorsやFPV Venturesなども出資に参加しています。同社は「AI自動化Excelモデリング」に特化し、金融機関が大量に依存する手作業の表計算ワークフローを追跡可能で自動更新可能なスマートシステムに変換することを目指しています。
Meridianのコア製品は、データの更新、モデル構築、バージョン管理を自動化できる統合型AI作業スペースであり、すべての工程を原始データソースに遡ることが可能です。これにより、従来のExcelの監査、コラボレーション、コンプライアンスに関する課題を解決します。プラットフォームはExcelとGoogle Sheetsの両方に対応し、ネイティブのショートカットキーも保持しているため、ユーザーは慣れ親しんだ操作環境でより高い効率を実現できます。
現在、MeridianはDecagonなどのスタートアップ企業や複数の金融機関と提携し、投資銀行、プライベートエクイティ、不動産などの高負荷なモデリングシナリオをカバーしています。同社は、同システムによって従来数時間から数日にわたるExcelの手動モデリング時間を最大90%短縮でき、人為的ミスやコミュニケーションコストを大幅に削減できると述べています。
製品のリリースからわずか数ヶ月で、Meridianは約500万ドルの商業契約を締結しており、AIによる財務モデリングと自動化されたデータワークフローに対する強い需要を示しています。同社の経営陣はKKR、Lazard、Evercoreなどの著名な金融機関出身であり、ウォール街の実務フローと課題について深い理解を持っています。
生成型AIが企業向けソフトウェアに急速に浸透する中、Meridianは「AIオフィス自動化」と「金融インテリジェント作業スペース」の交差点に位置しています。今回のa16zによるリード投資は、トップクラスのベンチャーキャピタルが同社の技術的方向性と市場潜在力を認めた証です。銀行や資産運用機関がデジタル化を加速する中、AI駆動のExcel自動化プラットフォームは次世代の金融インフラの重要な構成要素となる可能性があります。(techinasia)