AMDは第1四半期の売上が予想を上回り、サーバー向けCPUの見通しを引き上げ、株価は15%急騰した

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AMD(超微半導体)が最新の決算を発表し、2024年の第1四半期の売上高は103億ドルに達し、前年比成長率は38%となった。1株当たり利益(EPS)もアナリスト予想を上回っている。AMDは人工知能(AI)アクセラレータ市場での拡大を継続しており、さらに大手クラウドサービス提供者が代替策を求める際の有力な選択肢として、次第に存在感を高めている。加えて同社は、サーバー向け中央処理装置(CPU)の長期成長に対して強気の見通しを示し、市場規模の見通しを上方修正した。AMDの株価は時間外取引で約15%上昇しており、2026年以降はすでに82%上昇している。

第1四半期の決算実績と第2四半期の売上見通し

AMDの第1四半期の財務実績は堅調で、総売上高は103億ドル、前年同期比で38%増となり、アナリスト予想の98.9億ドルを上回った。特定の項目を除いた後の1株当たり利益(Earnings Per Share、EPS)は1.37ドルで、同じく市場予想の1.28ドルを上回っている。第2四半期の財務ガイダンス(Financial Guidance)について、同社は売上高が約112億ドルとなる見込み(上下3億ドルの幅)としたが、これはブルームバーグ(Bloomberg)が集計したアナリスト予想の105億ドルを大きく上回る。この売上見通しは、AMDが大手IT企業からAI演算関連の受注を着実に獲得し、売上全体の成長を押し上げていることを示している。

データセンター事業の成長と人工知能市場の布石

中核となるデータセンター事業では、AMDの第1四半期の売上高が大幅に57%増の58億ドルとなり、市場予想の56.1億ドルを上回った。AlphabetやAmazonなどの超大規模クラウド運用サービス事業者(Hyperscalers)が、2026年にAI分野へ最大7,250億ドルを投じる計画であることから、AMDは市場で2番目に大きいAIチップ製造業者として、市場での認知度が徐々に高まっている。現時点ではシェアはNvidia(輝夜)を下回っているものの、データセンターの顧客がハードウェアの供給元を多様化しようとしているため、この流れはAMDにとって追い風になる見通しだ。

サーバーCPU市場の拡大とサプライチェーンの生産能力の調整

AMDはデータセンター向けCPU市場の長期的な発展に対して強い確信を持っており、同市場の年間成長率予測を従来の18%から大幅に上方修正し、35%以上に引き上げた。さらに、2030年までに市場規模は1,200億ドルを超える見込みとしている。同社は、サーバーCPUの売上が当四半期において70%以上伸びると見込んでいる。CEOのスージー・フオ(Lisa Su)は決算説明会で、市場の需要に対応するため、AMDは供給網のパートナーと密に連携し、将来のデータセンター事業に向けた長期の売上目標を支えるべく、ウエハー(晶円)製造と後工程の封止・テストの生産能力を実質的に増強していると強調した。

個人向けPC事業の現状とメモリ不足の課題

第1四半期のPC関連売上は23%増の36億ドルに達したものの、同部門は今後も逆風に直面する。新設されるAIデータセンターでは高性能メモリーチップを大量に必要とするため、メモリーメーカーが生産能力を振り向け、その結果、従来型PCのメモリーに対する供給が押しのけられる形になり、コストが上昇している。経営陣は、より高い部品コストが下半期のPC出荷量の減少につながると見込んでいる。しかし、サプライチェーン上の課題に直面しているとしても、AMDは顧客向けの売上が前年比で維持され、全体市場の中で競争力を保てると予測している。

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