CitriniアナリストのJukan氏は7月18日、「AIの需要弾力性は、従来のストレージ用チップのサイクルを根本的に変え得る」と述べています。アナリストは、ストレージ価格が下落した場合、AI主導の需要は価格の下落幅よりも速く伸びる可能性があり、過去のサイクルと比べて利益の圧縮を緩和できるかもしれないと論じています。
分析では、2026年の論文として、AIトークンの需要が価格弾力性約1.42を持つことが示されていると引用しています。つまり、価格が1%下がるたびに需要は1.42%成長し得るという意味です。歴史的なシナリオでは、DRAM価格を30%引き下げると利益が大きく毀損します。実際にSamsungは2019年に営業利益が前年同期比52.8%減となりました。しかし、AI主導の需要が約42%増加し、製造コストが15%低下するのであれば、売上は安定し、利益の減少幅は約15%までにとどまる可能性があり、ストレージ関連企業のバリュエーション・マルチプルの見え方が変わるかもしれません。