SpaceXの株は、6月12日のIPO(1株135ドル)からたった1か月で40%超下落した。市場データによると、価格は最高値の225ドルから、7月中旬時点で約124ドルまで下がっている。会社のIPOでの調達額は過去最高の750億ドルに達し、株価は当初、市場評価額が2.6兆ドル超にまで急騰した。だが短期売り(ショート)勢は急速にポジションを積み増しており、浮動株比率は5〜7%から約30%へと拡大し、見込みベースの含み益は推定40億ドル〜87億ドルにのぼっている。
この急転は、SpaceXの財務の基礎(ファンダメンタルズ)に対する懸念が強まっていることを反映している。同社は2025年の売上高が187億ドルだった一方、純損失は49億ドルだった。2026年の第1四半期は売上高が47億ドル未満だったが、四半期損失は42.76億ドル(4.276 billion)だった。IPO時点でSpaceXは売上高倍率(PS倍率)が90倍とされ、テスラの15倍を大きく上回っていた。投資家やアナリストの間では、目標株価30ドルを設定したショートセラーのGeorge Nobleや、長期の優良コピートレーダーのMichael Burryを含め、こうしたバリュエーション(評価額)が持続可能かどうかが疑問視されている。さらに、今後数か月に見込まれる大規模な株式のアンロック(放出)—取引可能な株数が総株式の5%から40%へ増える可能性—は、下方向への圧力を一段と強めるとみられている。