米国株式市場は再び最高値を更新し、主に大型テック株の強いリバウンドによって押し上げられた。現在、世界のマクロ経済は中東の地政学的緊張とインフレ圧力に直面しているものの、S&P500指数はテック・メガ企業の支えによって粘り強さを示している。2026年3月末以降、「7大」社の総時価総額は大きく回復し、先行していた下落の一部を相殺した。さらに、株価急落の後、本株価収益率(PER)もこれに伴ってより妥当な水準へ戻っている。
7大が相場を率いて再び最高値へ
2026年3月末にS&P500指数が底打ちして以来、テクノロジー・セクターが市場の先導役となっている。「7大テック巨頭」を追跡する指数は、その期間に20%上昇し、昨年10月の高値から17%下落した流れを反転させた。ブルームバーグのデータによれば、この7社は数週間のうちに市場に約4兆ドルの時価総額を追加した。専門機関は、今回の上昇の一部は資金の「出遅れ分の追い補い(落ち後れの取り返し)」取引であり、機関投資家が市場の変化に応じてポジションを再調整した結果、指数全体のパフォーマンスを押し上げたと指摘している。大型テック株の強い復調が、先週のS&P500指数とナスダック指数のいずれも最高値更新につながった。
マクロ経済の逆風と市場の防御的な配置
テック株の好調さにもかかわらず、企業のファンダメンタルズは短期間では大きく変わっていない。中東の地政学情勢の緊迫は続いており、世界経済の発展に対する潜在的な脅威となっている。加えて、エネルギー価格が高止まりしていることにより、インフレ圧力が粘着的で、各国の中央銀行の政策を試す状況だ。景気の総合的な不確実性の下で、テック・メガ企業は巨大なキャッシュフローと市場での主導的立場によって、むしろ資金が安定したリターンを求めるための防御的な投資対象となっている。
バリュエーションの見直しと企業の将来利益見通し
先行する投げ売り局面を経て、大型テック株のバリュエーションはより妥当な水準に戻っている。極端な値を除くテスラを別として、7大テック巨頭の現在の予想PERは約24倍で、昨年10月末の29倍を下回っている。さらに、S&P500指数の現在のPER21倍よりも高いものの、その差はわずかだ。たとえばマイクロソフトでは、予想PERが23倍まで低下しており、過去10年の平均値を下回っている。市場予測では、7大巨頭の今年の利益成長率の見込みは19%に達する見通しで、S&P500の他の構成銘柄の17%を上回る。これは、長期的な利益獲得能力が裏付けられていることを示唆している。
AIの設備投資(CapEx)負担と投資リターンの検証
現時点で市場の主な懸念は、人工知能(AI)分野における巨額の資本支出(CapEx)だ。予想では、アマゾン、マイクロソフト、Alphabet、Metaの4大テック巨頭の2026年の合計CapExは6,180億ドルに達し、2025年の3,760億ドルを上回る。投資家は、高額投資の投資収益率(ROI)が具体的にいつ見えてくるのかを継続して注視している。とはいえ、企業がAI技術を導入して内部効率を高めることで得られる初期の検証が進むにつれ、こうした支出には合理性があると考える市場関係者もいる。さらに、既存事業の利益が十分な安全余地を提供しているという見方もある。
この記事「7大が米国株を再び最高値へ、バリュエーション見直し後のPERは合理的な水準まで回落?」は、最初に「鏈新聞 ABMedia」に掲載されました。
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