米国のドナルド・トランプ大統領は、イスラエルの首相ベンヤミン・ネタニヤフが、米国がイランと結ぶいかなる合意も受け入れなければならないと述べ、フィナンシャル・タイムズのインタビューで「俺が采配する」と語った。トランプの発言は、イランがイスラエルに弾道ミサイルを発射したことを受けて出てきたもので、4月に成立した停戦合意の中で最も深刻な違反を示す出来事だ。この声明は、2月28日に実施された共同の米国・イスラエルによるイラン拠点への攻撃と、ホルムズ海峡の封鎖を含むイランの報復行動の後も続く、米国とイランの交渉のさなかに出された。
トランプ、イラン合意交渉に対する主権を主張
フィナンシャル・タイムズのインタビューで、トランプは「彼には選択肢がない。俺が采配する。俺が全ての采配をする。彼は [Netanyahu] 采配をしていない」と述べた。トランプはまた、フォックスニュースに対し、ネタニヤフに対してイランへの報復行動はしないよう助言するつもりだと語った。トランプは、イランのミサイル攻撃が米国とイランの交渉をまとめるという自身の決意を変えたわけではないとして、「取引に何の影響も与えない」と主張した。
イラン、4月の停戦に続いてミサイルを発射
2月28日、米国とイスラエルは複数のイラン拠点に共同攻撃を実施した。イランは、地域全体の拠点を標的にすることで反撃し、ホルムズ海峡の水路を封鎖した。4月に停戦は合意されたが、両国はいまだ長期の和平合意には達していない。イスラエルへのイランの最近の弾道ミサイル発射は、これまでで最も深刻な停戦違反に当たる。
交渉が失敗した場合、トランプは軍事行動を脅す
「合意が『その筋(当事者としての妥当性)』で失敗した場合どうなるのか」と問われると、トランプはイランへのコマンドー(特殊部隊)による襲撃が検討されると述べた。「意味は2つある」と彼は言った。「第一に、こちらが軍事的に手を付けきれなかった残りの場所に入って対処する可能性があるということだ。あるいは、そもそもイランへの封鎖を続けることになる。封鎖の方が、おそらくその国に対してこれまで行われたどんな攻撃よりも強力だからだ。」
トランプとネタニヤフ、6月1日に応酬する電話を実施
トランプとネタニヤフの間で交わされた、激しい電話でのやり取りの詳細が、月曜の6月1日に行われた両者の通話を受けて明らかになった。トランプは通話の中でイスラエルの指導者に、次のように言ったとされる。「お前、マジで狂ってる。俺がいなかったら牢屋に入ってる。お前の尻(a**)を助けてやってる。みんな今、お前が嫌いだ。みんな、この件のせいでイスラエルが嫌いなんだ。」
よくある質問
トランプはイラン合意におけるネタニヤフの役割について何と言った?
トランプはフィナンシャル・タイムズのインタビューで、ネタニヤフは「采配をしておらず」、米国がイランと結ぶいかなる合意も受け入れざるを得ないと述べ、「俺が采配する。俺が全ての采配をする」と強調した。
イランとの交渉が失敗した場合、トランプはどんな軍事行動を脅した?
トランプは2つの選択肢が検討されると述べた。つまり、「軍事的に手を付けきれなかった残りの場所に対処する」ためのコマンドー襲撃を行うこと、または、彼が「おそらくその国に対してこれまで行われたどんな攻撃よりも強力だ」と評したイランへの封鎖を維持することだ。