金融監督管理委員会の彭金隆氏：「台湾のステーブルコインはまず『金融機関』によって発行される予定で、早ければ2026年6月に導入される見込み」

行政院は今週、VASP専法の審査を行い、その中には「ステーブルコイン」に関する規制も含まれています。金融監督管理委員会（金管会）の彭金隆委員長は、全てが順調に進めば来年6月または7月にも金融機関による「先行発行」が見られる可能性があると述べました。

（前情提要：ステーブルコインの2025年末の振り返り：あなたは紅楼、私は西遊） （背景補足：中国当局が初めてステーブルコインに言及、StableCoinのグレーな幻想時代が終わった）

金管会の彭金隆委員長は本日、立法院での質疑応答の中で、台湾のステーブルコイン監督規制の第一段階はリスク管理を基礎とし、「金融機関」がまず発行者を務めると述べました。また、仮想資産サービス法は今週行政院で審査される予定であり、今会期中に立法院に提出され、次の会期で順調に可決されれば、最速で来年6〜7月にも台湾版ステーブルコインが始動する見通しです。

台湾ステーブルコイン監督のタイムラインまとめ  2025/6/27：金管会が「仮想資産サービス法」草案を行政院に提出。草案には「ステーブルコイン発行および管理」章が含まれる。​⁠ 2025/7/25：行政院が省庁横断の討論会議を開催し、草案内容をさらに検討。​⁠ 2025/12/3：金管会の彭金隆委員長が立法院で、今会期中に立法院に提出され、次会期で三読可決されれば、金管会は半年以内に施行細則を完成でき、ステーブルコインは「最速で翌年下半期」に始動できると表明。第一段階の発行主体は「金融機関」とする。​⁠ ​⁠ 最速：2026年6〜7月に台湾版ステーブルコインのローンチが期待できる。実際の開始時期は立法院での審査および金管会の施行細則の進捗に依存する。

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