2026年6月2日22:45から23:00(UTC)にかけて、BTCは15分以内に急落し、リターンは-0.84%となった。価格帯は66248.9〜66950.6 USDT、変動幅は1.05%。価格が7万ドルの重要なサポートを割り込み、2026年4月以来初めてとなり、市場のボラティリティが大幅に高まった。
今回の急変の主な原動力は、Strategyが初めてBTCを売却し、4年続いた「Never Sell」の公約を破ったことだ。2026年6月1日、Strategyは5月26日から31日の間に32 BTCを売却すると正式に発表し、総額は約250万ドル、平均価格は77135ドル/BTCだった。これは同社が2022年以来初めて保有分を売却するもので、同社の方針が根本的に転換したことを示している。世界最大の企業BTC保有者として、Strategyは約84.37万BTC(総供給量の約3.9%)を保有し、保有額は約638.7億ドルにのぼる。報道が確認されると、市場は最大の企業保有者が継続して売却する可能性に対する体系的なリスクを、改めて織り込む動きが始まった。
さらに、テクニカル面とファンディング面が呼応し、価格の下落を加速させた。まず、75000ドルの重要なサポート水準が失われ、プログラム取引による売り注文とレバレッジポジションの清算が発動された。次に、現物ETFが継続して純流出し、1日あたりの流出額が7.33億ドルに達し、先週の流出総額を上回った。現物市場では買い需要に「空白」が生じた。さらに、マクロ面ではイランの紛争が原油価格を約40%押し上げ、FRBの利下げ余地を圧縮し、米ドル指数の強含み見通しが強まったことで、リスク資産全体が圧迫された。複数要因の重なりが、短期の投げ売り圧力を増幅した。
現在もボラティリティ上のリスクは残っており、Strategyが今後BTCの売却規模を拡大するか、7万ドルのサポートが回復するか、ETFの資金フローがどう動くかに注目する必要がある。投資家は、保有の集中によるリスクに注意し、短期的にはレバレッジポジションのコントロールを徹底するとともに、オンチェーンの資金フローやマクロのニュース動向の変化を綿密に追うべきだ。