Benzingaによると、UBSは6月に人工知能(AI)関連の半導体株について「リスクを大幅に引き下げる」警告を出しました。過度にポジションが偏っていることへの懸念が背景です。この警告は部分的には当たっていました。AIチップのリーダーであるMicron、AMD、SanDiskは、6月下旬の高値以降に目立つ下落を経験しており、特に放物線状に伸びた銘柄ほど下げ(調整)が大きくなっています。
一方で、UBSのタイミングは絶対リターンの観点では時期尚早でした。6月18日のレポート後に保有を減らした投資家は、その後の上昇局面を逃しました。とりわけMicronでは、市場が「勝ち組」という物語を強めたことで上昇しました。さらに、市場の価格見直しはリーダーの交代(ローテーション)を引き起こしていません。同じ半導体・メモリー企業が依然として支配的なポジションを維持しており、遅れやバリュー志向の銘柄へ本格的に資本が振り向けられたというよりは、評価の再調整(リバリュエーション)を示唆しています。