Fortune誌によると、ホルムズ海峡の危機と地域のエネルギー供給の混乱のさなか、6月1日、UAEやサウジアラビアを含む湾岸諸国は海外の再生可能エネルギープロジェクトへの投資を加速させている。同国際エネルギー機関(IEA)は、イランに関連した数か月にわたる緊張が、世界の石油市場史上でも最大級の供給途絶を引き起こしたと指摘した。
この変化の一環として、UAEの再生可能エネルギー大手マスダルは、フランスのTotalEnergiesと、9つのアジア諸国にまたがる陸上の再生可能事業を統合するための共同事業として22億ドルを合意している。マスダルの世界の再生可能発電容量は1月時点で65GWに達しており、2025年の51GWから増加した。2030年までに100GWを目標としている。一方、アブダビのソブリン・ウェルス・ファンドであるムバダラは、米国のエネルギー管理プラットフォームPower Factorsと、英国のHornsea 3の洋上風力発電プロジェクトに投資した。しかし危機は、UAEとサウジアラビア向けの太陽光部品の輸入が3月に急落するなど、国内の再生可能プロジェクトにも影響を及ぼしている。さらに、上海から湾岸への海上輸送コストは、危機前の980ドル(20フィートコンテナ)から、4,131ドルへと急騰している。