Near Oneの最高技術責任者(CTO)アントン・アスタフィエフによれば、量子コンピューティングの脅威に備えるブロックチェーン・ネットワークは、信頼できる所有権の検証メカニズムを確立しなければならず、盗まれた資金がオンチェーン上で動くと「ワイルド・ウエスト」的な事態になる危険がある。アスタフィエフは水曜日、業界は量子に関連する暗号攻撃の防止に注力してきた一方で、秘密鍵が侵害された後に何が起きるのか、つまりプロトコルが正当な資産の所有者と攻撃者を区別できなくなる事態を見落としている、と指摘した。
Near Oneは、自社のレイヤー1ネットワーク向けに、ポスト量子に耐性のある署名システムを開発しており、現在はユーザーファンドのうち137.6百万ドル超を保護している。チームは、ゼロ知識証明によって、機微な情報を公開することなく、正当な所有者が元のシードフレーズに関する知識を示せる可能性があると提案した。米国国立標準技術研究所(NIST)が承認した署名方式であるFIPS-204は、Q2の終わりまでにテストネットでの導入が見込まれている。